nba直播吧7年8月17日、徳島大学i.schoolはイノベーションを学び、実践する場を高校生に提供する「全国高校生イノベーションチャレンジ選手権2025」を開催しました。
本大会は、大学生が高校生に対してイノベーション創出手法を提供し、社会課題の発見からアイデア創出までの一連のプロセスを体験できる場として、徳島大学i.school生が中心となって企画?運営しました。
大会は「問題分析編」と「イノベーション編」の二部構成で行われました。問題分析編(6月1日?6月30日)では、参加チームの募集と課題分析を通じた選抜が行われ、4校11チーム、約50名の高校生が参加しました。続くイノベーション編(8月17日)では、選抜された2校5チーム24名が徳島大学フューチャーセンターA.BAに集い、創発的なワークショップに挑戦しました。
今年のテーマは「未来のお祭りデザイン~祭りをアップデート~」です。高校生たちは、日常生活ではなかなか考える機会のない視点で社会課題を分析し、チームで議論しながらアイデアを創出しました。優勝は徳島県立脇町高校のチーム「焼き肉のタレ」でした。同チームは、外国人労働者が日本各地の観光を楽しめるよう、VRによる全国の花火大会の擬似体験サービスを提案しました。
大会発起人 石井千さん(徳大i.school生/総合科学部2年生)は、「高校時代に同大会に参加した経験が、自身や仲間の社会を見る目を大きく変えた。社会の中にある課題を発見し、自分たちで解決したいという意識が芽生えた経験を、今度は後輩たちに体験させたい。」と大会復活の理由を説明した上で、「今回の大会では、高校生アンケートに『楽しさ』と『難しさ?面白さ』を感じたとの声が多く、参加者が自ら社会を変える意識を持つきっかけになったことがうかがえます。」と語りました。
また、大学生にとっても本ワークショップの運営や指導を通じて学びが多く、イノベーション教育の実践的な経験となりました。石井さんらは「今後はさらに多くの高校生に学びの場を提供し、中?四国での開催や全国大会への発展を目指したい。」と抱負を語っています。
徳島大学i.schoolは、こうした活動を通じて、高校生と大学生の双方に新しい学びと成長の機会を提供し、地域社会におけるイノベーションの芽を育てていきます。
議論する高校生
集合写真