nba直播吧7年度徳島大学全学FD推進プログラム
「授業設計ワークショップ」実施報告
■開催日
8月21日(木)~8月22日(金)
■参加者
21名(うち学外1名)
■目 的
各大学における教育の質向上への課題が高まる中、実質的なFDの取り組みを進めるための全学FD推進プログラムとして、本ワークショップを毎年実施しています。このワークショップでは、教育の質向上及び問題解決のための相互交流と日常的な教育改善を重視しています。また、授業について教員同士が学び合う場を提供する事で、教育の質向上のためのコミュニティ形成につながることを目的としています。
■目 標
1.FD活動の理念、活動計画を理解することができる
2.授業を計画し、実施し、評価する方法を体得することができる
3.授業研究の仕方を理解し、実践することができる
4.FD参加者同士の仲間づくりができる
■概 要
このワークショップでは、主に授業設計と教育技術に関する理論と実践を学んでいきます。主な活動内容は、シラバスと授業計画の作成、模擬授業等です。体験を通して、授業の目的、到達目標の設定、授業実施の留意点、評価方法等について理解し、具体的な授業計画を立て、模擬授業を実施します。これらの活動を通してご自身の授業について考え、振り返ることで、実践的な教育力の向上を目指します。(ワークショップまでに、講義ビデオによる事前学習を行い、シラバスと授業計画書を事前に作成します。)
■アンケート調査
プログラム終了直後、参加者を対象にアンケートを実施しました。
「a.授業設計ワークショップは全体的に満足できるものだった」については、全ての参加者が「そう思う」「どちらかといえばそう思う」に回答をしており、おおむね参加者からは高評価を得られた。また、「b.授業設計ワークショップは期待を上回る内容だった」についても、ほとんどの参加者が「そう思う」「どちらかといえばそう思う」に回答する結果となった。「c.授業設計ワークショップの目標を達成するよう努力した」については「そう思う」と回答をした参加者は昨年よりも減少したが、ほとんどの回答者から肯定的な評価を得られている。
「d.事前課題に積極的に取り組むことができた」の設問では、「そう思う」の回答者は昨年より減少する結果となったものの、「そう思う」と「どちらかといえばそう思う」を合わせた肯定的な評価は増加することとなった。これについては毎年ほぼ同じ要因があると考えられる。すなわちワークショップが試験の採点期間や大学院入試、および学会発表といった時期と重なったため、参加者の中には事前課題に十分取り組めなかったケースがあったということが挙げられよう。
さらに「e.今後も、授業設計ワークショップを継続していくべきだと思う」については、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」の回答率は90%をこえるものの「どちらかといえばそう思わない」は去年より増加した。
以上の回答から、参加者は本ワークショップの意義を理解し、積極的に取り組んだことが分かる。今後は、参加案内や事前課題の段階から意義を理解してもらい、積極的に取り組んでもらうような工夫が必要と言える。
■運 営
徳島大学FD委員会/高等教育研究センター教育改革推進部門
(WS1日目)
(WS2日目)
(集合写真)
ご不明な点などございましたら、下記アドレスもしくは、電話でお問合せください。
教育支援課教育企画係 メール:kykikakuk@tokushima-u.ac.jp
電 話:088-656-7679 内線(82)7125
徳島大学全学FD推進事業も紹介していますのでぜひご覧ください!
http://www.tokushima-u.ac.jp/highedu/reform/